ヘル

へる

種族
英語表記

Hel

伝承元

北欧神話

地域・文化圏

北欧・ゲルマン文化圏

概要

ヘルは、北欧神話に登場する死者の国を治める女神である。ロキの子であり、病や老いで死んだ者が向かう世界を支配するとされる。恐ろしい姿で語られるが、悪魔ではなく、死者の領域を管理する神格である。

司るもの・権能

ヘルは、死者、冥界、死後の領域、病死や老死を司る。戦死者の世界とは異なる死者の国を治める存在である。

神格・立場

ヘルは、ロキの娘であり、死者の国の支配者として神々からその領域を任された。神々の秩序の外縁にありながら、死後世界の管理者として重要な立場を持つ。

姿・象徴

ヘルは、半身が生者のようで、半身が死者のような姿で語られることがある。象徴には、冥界、冷たい館、死者の国、境界がある。

主な神話・エピソード

バルドルが死んだ後、神々は彼を取り戻すためにヘルのもとへ使者を送った。ヘルは、すべてのものがバルドルのために泣けば返すと答えたが、条件は満たされなかった。これにより、バルドルは死者の国に留まることになった。

関連する存在

✦ロキ、✦バルドル、✦オーディン、✦ヘルモーズ

信仰・祭祀

ヘルの具体的な祭祀は多く伝わらない。神話上では、死者の国を治める女神として重要な役割を持つ。

主な登場資料

古エッダ、スノッリのエッダ、北欧神話伝承

登録日2026.05.22
更新日2026.05.22