ヘル
へる
種族
英語表記
Hel
伝承元
北欧神話
地域・文化圏
北欧・ゲルマン文化圏
概要
ヘルは、北欧神話に登場する死者の国を治める女神である。ロキの子であり、病や老いで死んだ者が向かう世界を支配するとされる。恐ろしい姿で語られるが、悪魔ではなく、死者の領域を管理する神格である。
司るもの・権能
ヘルは、死者、冥界、死後の領域、病死や老死を司る。戦死者の世界とは異なる死者の国を治める存在である。
神格・立場
ヘルは、ロキの娘であり、死者の国の支配者として神々からその領域を任された。神々の秩序の外縁にありながら、死後世界の管理者として重要な立場を持つ。
姿・象徴
ヘルは、半身が生者のようで、半身が死者のような姿で語られることがある。象徴には、冥界、冷たい館、死者の国、境界がある。
主な神話・エピソード
バルドルが死んだ後、神々は彼を取り戻すためにヘルのもとへ使者を送った。ヘルは、すべてのものがバルドルのために泣けば返すと答えたが、条件は満たされなかった。これにより、バルドルは死者の国に留まることになった。
関連する存在
信仰・祭祀
ヘルの具体的な祭祀は多く伝わらない。神話上では、死者の国を治める女神として重要な役割を持つ。
主な登場資料
古エッダ、スノッリのエッダ、北欧神話伝承
