アスラ
あすら
種族
英語表記
Asura
別名・異表記
阿修羅、修羅
伝承元
インド神話、仏教
地域・文化圏
インド文化圏、アジア仏教文化圏
概要
アスラは、インド神話に登場する神的な種族である。古い時代には神々を指す語でもあったが、やがて神々(デーヴァ)と争う存在とされるようになった。仏教では阿修羅として、仏法を守る八部衆の一つに数えられる。
司るもの・権能
アスラは、強大な力と魔術を持つ種族として語られる。神々に匹敵する力を持ち、しばしば天界の支配をめぐって争った。
神格・立場
アスラは、インド神話では神々と対立する側に立つことが多い。一方で、仏教では争いを好む存在とされながらも、仏の教えに帰依した守護者として位置づけられる。
姿・象徴
アスラは、インドでは強大な魔神の姿で語られる。仏教美術の阿修羅は、三つの顔と六本の腕を持つ姿で表され、奈良・興福寺の像が名高い。
主な神話・エピソード
神々とアスラは、不死の霊薬アムリタを得るため、力を合わせて乳海をかき混ぜた。しかしアムリタが現れると奪い合いになり、ヴィシュヌの計略によって神々だけがそれを飲んだと語られる。
関連する存在
✦インドラ、✦ヴィシュヌ、✦アムリタ、✦マヒシャ、✦バリ、✦ヴァースキ
信仰・祭祀
アスラは、インドでは祀られる対象というより、神話の中の存在である。日本では、阿修羅像が仏法を守る存在として寺院に祀られている。
主な登場資料
リグ・ヴェーダ、マハーバーラタ、プラーナ文献、仏典
