ソロモン
そろもん
人物
英語表記
Solomon
別名・異表記
スライマーン、ソロモン王
伝承元
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教
地域・文化圏
古代イスラエル文化圏、中東文化圏
概要
ソロモンは、旧約聖書に登場する古代イスラエル王国の王である。ダビデの子であり、すぐれた知恵と、エルサレム神殿を建てたことで知られる。イスラム教ではスライマーンと呼ばれ、預言者の一人とされる。
立場・称号
ソロモンは、イスラエル王国の第三代の王とされる。ユダヤ教とキリスト教では知恵ある王、イスラム教では神から特別な力を授かった預言者として位置づけられる。
人物像・象徴
ソロモンは、神に知恵を願い、それを授けられた賢王として語られる。後世の伝承では、霊や動物を従える指輪を持つ人物とされ、知恵と魔術の象徴となった。
生涯・事跡
ソロモンは、父ダビデの後を継いで王となり、王国に繁栄をもたらした。エルサレムに神殿を建て、多くの格言や歌を残したと伝えられる。晩年には異国の神々を受け入れたことが、聖書の中で批判的に記されている。
主な伝承・エピソード
二人の女性が一人の赤子を自分の子だと争ったとき、ソロモンは赤子を二つに分けるよう命じた。本当の母が子の命を守るために譲ったことで、ソロモンは真実を見抜いたと語られる。後世の伝承では、神から授かった指輪で悪霊を従え、神殿の建設に働かせたとされ、魔術書『ゴエティア』の72の霊を封じた王としても知られるようになった。
関連する存在
ゴエティアの霊、✦アスモデウス、✦ジン、✦ハールートとマールート、✦イフリート
崇敬・解釈
ソロモンは、ユダヤ教では『箴言』『伝道の書』『雅歌』の作者と伝えられる。イスラム教ではスライマーンとして、風やジンを従えた預言者と語られる。中世以降のヨーロッパでは、魔術書の作者に仮託され、魔術の伝承と強く結びついた。
主な登場資料
列王記、歴代誌、クルアーン、ソロモンの遺訓、ゴエティア
