大日如来

だいにちにょらい

仏教
英語表記

Vairocana

別名・異表記

毘盧遮那仏、摩訶毘盧遮那

伝承元

仏教(密教)

地域・文化圏

東アジア仏教文化圏、チベット仏教文化圏

概要

大日如来は、密教で宇宙そのものとされる根本の仏である。太陽のようにすべてを照らす存在とされ、あらゆる仏や菩薩は大日如来から現れると説かれる。日本では真言宗の本尊として知られる。

尊格・位置付け

大日如来は、密教の曼荼羅の中心に置かれる仏である。金剛界と胎蔵界の二つの曼荼羅で、それぞれ中心の位置を占める。

誓願・功徳

大日如来は、真理そのものの姿とされ、すべての存在に仏の性質が宿ることを示す。その智慧と慈悲は、宇宙の隅々にまで及ぶと説かれる。

姿・持物

大日如来は、如来でありながら、宝冠や装身具を身につけた菩薩のような姿で表される。智拳印や法界定印を結ぶ姿が代表的である。

主な伝承・エピソード

日本には空海によって本格的に伝えられ、真言密教の中心の仏となった。神仏習合の時代には、天照大御神と同じ存在とする考えも生まれた。

関連する存在

✦曼荼羅、✦不動明王、✦釈迦、✦アマテラス

信仰・祭祀

大日如来は、真言宗の寺院で本尊として祀られる。密教の修法や護摩も、大日如来を中心とする世界観のもとで行われる。

主な登場資料

大日経、金剛頂経

登録日2026.10.07
更新日2026.10.07