観音菩薩

かんのんぼさつ

仏教
英語表記

Avalokiteshvara

別名・異表記

観世音菩薩、観自在菩薩、観音

伝承元

仏教(大乗仏教)

地域・文化圏

アジア仏教文化圏

概要

観音菩薩は、大乗仏教で人々の苦しみの声を聞き、救いの手を差し伸べるとされる菩薩である。慈悲の象徴として、アジアの仏教圏で最も広く信仰される存在の一つである。

尊格・位置付け

観音菩薩は、阿弥陀仏の脇侍として、勢至菩薩とともに表されることが多い。単独でも、多くの寺院で本尊として祀られる。

誓願・功徳

観音菩薩は、救いを求める人の姿に合わせて、三十三の姿に変わって現れると説かれる。災いからの守りや、さまざまな願いを聞き届ける力を持つとされる。

姿・持物

観音菩薩は、蓮華や水瓶を持つ姿で表される。千の手を持つ千手観音、十一の顔を持つ十一面観音、馬の頭をいただく馬頭観音など、多くの姿がある。

主な伝承・エピソード

『法華経』の「観世音菩薩普門品」では、観音の名を唱えれば、火に入っても焼けず、水に流されても溺れないと説かれる。チベットではチェンレジと呼ばれ、ダライ・ラマはその化身と考えられている。

関連する存在

✦阿弥陀仏、✦勢至菩薩、✦極楽浄土、✦如意宝珠、✦マニ車

信仰・祭祀

観音菩薩への信仰は、西国三十三所などの巡礼として各地に広まった。浅草寺や清水寺も、観音菩薩を本尊とする寺院である。

主な登場資料

法華経、般若心経、観無量寿経

登録日2026.10.07
更新日2026.10.07