ブレス
ぶれす
種族
英語表記
Bres
別名・異表記
エオヒド・ブレス
伝承元
ケルト神話
地域・文化圏
アイルランド文化圏
概要
ブレスは、アイルランド神話に登場する王である。フォモール族の父とトゥアハ・デ・ダナーンの母の間に生まれ、ヌアザが腕を失った後にトゥアハ・デ・ダナーンの王となった。しかし、もてなしを惜しむ悪政によって王座を追われた。
司るもの・権能
ブレスは、農耕の知識と結びつけられる。捕らえられた後、命と引き換えに耕作の方法を教えたとされる。
神格・立場
ブレスは、二つの種族の血を引く者として、両者の間に立つ存在であった。
姿・象徴
ブレスは、たいへん美しい若者として語られ、名も「美しい」を意味するとされる。
主な神話・エピソード
王となったブレスは、神々に重い税と労働を課し、客をもてなさなかった。詩人の風刺によって王の資格を失い、フォモール族のもとへ逃れて軍勢を集めた。マグ・トゥレドの戦いで敗れ、捕らえられたブレスは、農耕の秘訣を教えることで命を許されたと語られる。
関連する存在
信仰・祭祀
ブレスの物語は、王にふさわしい徳とは何かを示す話として読まれている。
主な登場資料
マグ・トゥレドの戦い、アイルランド来寇の書
