ブレス

ぶれす

種族
英語表記

Bres

別名・異表記

エオヒド・ブレス

伝承元

ケルト神話

地域・文化圏

アイルランド文化圏

概要

ブレスは、アイルランド神話に登場する王である。フォモール族の父とトゥアハ・デ・ダナーンの母の間に生まれ、ヌアザが腕を失った後にトゥアハ・デ・ダナーンの王となった。しかし、もてなしを惜しむ悪政によって王座を追われた。

司るもの・権能

ブレスは、農耕の知識と結びつけられる。捕らえられた後、命と引き換えに耕作の方法を教えたとされる。

神格・立場

ブレスは、二つの種族の血を引く者として、両者の間に立つ存在であった。

姿・象徴

ブレスは、たいへん美しい若者として語られ、名も「美しい」を意味するとされる。

主な神話・エピソード

王となったブレスは、神々に重い税と労働を課し、客をもてなさなかった。詩人の風刺によって王の資格を失い、フォモール族のもとへ逃れて軍勢を集めた。マグ・トゥレドの戦いで敗れ、捕らえられたブレスは、農耕の秘訣を教えることで命を許されたと語られる。

関連する存在

✦ヌアザ、✦フォモール、✦トゥアハ・デ・ダナーン、✦ルー

信仰・祭祀

ブレスの物語は、王にふさわしい徳とは何かを示す話として読まれている。

主な登場資料

マグ・トゥレドの戦い、アイルランド来寇の書

登録日2026.10.07
更新日2026.10.07