アブラハム
あぶらはむ
人物
英語表記
Abraham
別名・異表記
アブラム、イブラーヒーム
伝承元
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教
地域・文化圏
古代メソポタミア、カナン、中東文化圏
概要
アブラハムは、旧約聖書に登場する族長であり、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の共通の祖とされる人物である。神との契約を結び、多くの民の父になると約束されたと語られる。イスラム教ではイブラーヒームと呼ばれる。
立場・称号
アブラハムは、「信仰の父」と呼ばれる。三つの宗教が「アブラハムの宗教」と呼ばれるのは、彼を共通の祖とするためである。
人物像・象徴
アブラハムは、神への揺るぎない信頼を象徴する人物である。イスラム教では、唯一の神への信仰を貫いた模範とされる。
生涯・事跡
アブラハムは、神の呼びかけに応えて故郷ウルを離れ、カナンの地へ旅立った。妻サラとの間に年老いてから息子イサクを授かり、もう一人の息子イシュマエルはアラブの人々の祖とされる。
主な伝承・エピソード
神はアブラハムの信仰を試すため、息子イサクを捧げるよう命じた。アブラハムが従おうとしたとき、天使が現れてそれを止め、代わりに雄羊が捧げられたと語られる。イスラム教では、この出来事は犠牲祭の由来とされる。
関連する存在
崇敬・解釈
アブラハムは、三つの宗教でそれぞれ重要な位置を占める。イスラム教では、息子イシュマエルとともにメッカのカアバ神殿を建てたと伝えられ、巡礼の儀礼とも深く結びついている。
主な登場資料
創世記、クルアーン、ヨベル書
