サラ
さら
人物
英語表記
Sarah
別名・異表記
サライ
伝承元
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教
地域・文化圏
中東文化圏
概要
サラは、旧約聖書に登場する名で、主に二人の女性が知られる。一人はアブラハムの妻でイサクの母となった女性、もう一人は『トビト記』で悪魔アスモデウスに苦しめられ、トビアの妻となった女性である。
立場・称号
アブラハムの妻サラは、イスラエルの民の母とされる族長の妻である。『トビト記』のサラは、ラグエルの娘で、物語の重要な人物である。
人物像・象徴
アブラハムの妻サラは、約束を信じて待つ者の象徴とされる。『トビト記』のサラは、苦しみの中で神に祈り、救いを受けた女性として語られる。
生涯・事跡
アブラハムの妻サラは、長く子に恵まれなかったが、年老いてから息子イサクを産んだ。神がその知らせを告げたとき、サラは思わず笑ったとされ、イサクの名は「笑う」を意味する語に由来すると説明される。
主な伝承・エピソード
『トビト記』のサラは、七度嫁いだが、そのたびに悪魔アスモデウスが夫を殺してしまった。絶望の中で祈ったサラのもとへ、天使ラファエルに導かれたトビアが現れ、悪魔は追い払われた。
関連する存在
✦アブラハム、✦トビア、✦トビト、✦ラファエル、✦アスモデウス
崇敬・解釈
アブラハムの妻サラは、三つの宗教で敬われる女性である。イスラム教では、名を挙げずに語られるが、イサクの母として知られる。
主な登場資料
創世記、トビト記
