モーセ
もーせ
人物
英語表記
Moses
別名・異表記
モーゼ、ムーサー
伝承元
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教
地域・文化圏
古代イスラエル文化圏、エジプト、中東文化圏
概要
モーセは、旧約聖書に登場するイスラエルの民の指導者であり、預言者である。エジプトで奴隷となっていた民を率いて脱出させ、シナイ山で神から十戒を授かったと語られる。イスラム教ではムーサーと呼ばれる。
立場・称号
モーセは、ユダヤ教で最も重要な預言者とされ、律法(トーラー)を授かった人物として敬われる。キリスト教やイスラム教でも、偉大な預言者の一人とされる。
人物像・象徴
モーセは、民を導く指導者であり、神の言葉を伝える仲介者である。十戒の石板や杖が、その象徴とされる。
生涯・事跡
モーセは、ヘブライ人の男子を殺せというファラオの命令から逃れるため、籠に入れて川に流され、エジプトの王女に拾われて育った。のちに燃える柴の中から神の呼びかけを受け、民をエジプトから導き出した。四十年にわたって荒野を旅し、約束の地を目前にして世を去ったと語られる。
主な伝承・エピソード
エジプトを出たイスラエルの民が海辺で追い詰められたとき、モーセが杖を差し伸べると海が二つに分かれ、民は乾いた地を渡ったと語られる。シナイ山では、神から十の戒めを刻んだ石板を授かった。
関連する存在
✦アロン、✦ミリアム、✦契約の箱、✦サンダルフォン、✦ハドランニエル、✦アブラハム
崇敬・解釈
モーセは、ユダヤ教の律法の伝え手として特別な位置にある。キリスト教では律法を代表する人物、イスラム教では啓典を授かった預言者として敬われている。
主な登場資料
出エジプト記、申命記、クルアーン
