アロン
あろん
人物
英語表記
Aaron
別名・異表記
ハールーン
伝承元
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教
地域・文化圏
古代イスラエル文化圏、エジプト
概要
アロンは、旧約聖書に登場するモーセの兄である。口の重いモーセに代わって語る役目を担い、イスラエルの最初の大祭司となった。イスラム教ではハールーンと呼ばれる。
立場・称号
アロンは、イスラエルの祭司職の祖とされる。イスラム教では預言者の一人として敬われる。
人物像・象徴
アロンは、言葉に優れた補佐役であり、祭儀を担う者の象徴である。芽を吹いた杖が、その象徴として知られる。
生涯・事跡
アロンは、モーセとともにファラオの前に立ち、民の解放を求めた。荒野の旅では大祭司として、幕屋での祭儀を担った。
主な伝承・エピソード
ファラオの前でアロンが杖を投げると蛇に変わり、エジプトの魔術師たちの蛇を呑み込んだと語られる。また、祭司の選びをめぐって争いが起きたとき、アロンの杖だけが芽を吹き、花を咲かせ、実を結んだとされる。この杖は契約の箱に納められたと伝えられる。一方で、モーセが山にいる間に民の求めに応じて金の子牛を造ったことも記されている。
関連する存在
崇敬・解釈
アロンは、祭司の家系の祖として、ユダヤ教の祭儀の伝統と結びつけられる。キリスト教では、祭司職を考えるうえでの重要な人物とされる。
主な登場資料
出エジプト記、レビ記、民数記、クルアーン
