聖ベネディクト
せいべねでぃくと
人物
英語表記
Saint Benedict
別名・異表記
ヌルシアのベネディクトゥス
伝承元
キリスト教
地域・文化圏
キリスト教文化圏、イタリア、ヨーロッパ
概要
聖ベネディクトは、6世紀のイタリアの修道士であり、西方の修道生活の基礎を築いた聖人である。モンテ・カッシーノに修道院を建て、「祈り、働け」の精神で知られる『戒律』を書いた。
立場・称号
聖ベネディクトは、「西方修道制の父」と呼ばれる。ヨーロッパの守護聖人の一人とされる。
人物像・象徴
聖ベネディクトは、黒い修道服をまとった修道院長の姿で描かれる。戒律の書、杖、毒杯から逃げる蛇、烏が象徴とされる。
生涯・事跡
聖ベネディクトは、ローマでの学びを捨てて洞窟で祈りの生活に入り、のちに弟子たちを導くようになった。モンテ・カッシーノに修道院を建て、共同生活の規則を定めた。
主な伝承・エピソード
伝承によれば、聖ベネディクトの厳しさを嫌った修道士たちが毒入りの杯を差し出したが、彼が祝福すると杯が砕けたとされる。この話などから、聖ベネディクトは悪から身を守る聖人として敬われ、そのメダイは魔除けとして広まった。
関連する存在
崇敬・解釈
聖ベネディクトの『戒律』は、多くの修道会の手本となり、中世ヨーロッパの学問や農業の発展にも大きな影響を与えた。
主な登場資料
聖ベネディクトの戒律、グレゴリウス一世『対話』
