ろくろ首

ろくろくび

種族
英語表記

Rokurokubi

伝承元

日本民間伝承

地域・文化圏

日本文化圏、怪談文化圏

概要

ろくろ首は、夜になると首が長く伸びる妖怪である。普段は普通の人間のように暮らしているが、眠っている間や夜中に異様な姿を見せるとされる。日常の中に潜む怪異として語られる妖怪である。

姿・特徴

ろくろ首は、人間の姿をしているが、首だけが異常に長く伸びる。胴体から首が抜け出すように語られる場合もあり、人間と妖怪の境界が曖昧な姿を持つ。

出現場所

ろくろ首は、人家、旅宿、夜の室内などに現れる。山奥の怪物ではなく、人間の生活空間の中に潜む怪異として描かれる。

性質・行動

ろくろ首は、夜に首を伸ばして周囲を見たり、人を驚かせたりする。本人が自覚していない場合もあり、妖怪化した人間として語られることがある。

人間との関わり

ろくろ首は、身近な人間が実は妖怪であるという不安を表す存在である。恐ろしい怪物というより、家庭や宿の中で突然現れる異様さが中心になっている。

主な伝承・エピソード

ろくろ首の話では、妻や宿の女性が夜中に首を伸ばす場面が語られることが多い。昼は普通の人間として暮らしているため、正体を知った者に強い恐怖を与える。人間の姿の裏に隠れた怪異を示す妖怪である。

関連する存在

抜け首、のっぺらぼう、怪談の女妖

主な登場資料

日本民間伝承、怪談集、江戸期の妖怪画資料

登録日2026.05.22
更新日2026.05.22