狸囃子
たぬきばやし
種族
英語表記
Tanuki-bayashi
別名・異表記
馬鹿囃子
伝承元
日本民間伝承
地域・文化圏
日本文化圏、江戸の怪異伝承
概要
狸囃子は、夜中にどこからともなく笛や太鼓の囃子が聞こえてくる怪異である。狸が腹鼓を打っているのだと考えられ、この名で呼ばれた。江戸の本所七不思議の一つとして知られる。
姿・特徴
狸囃子は、姿を見せない音の怪異である。囃子の音は聞こえるものの、音のする方へ行っても誰もいないとされる。
出現場所
狸囃子は、夜の町はずれや田畑、寺の周辺で聞こえるとされる。江戸の本所の話が特に有名である。
性質・行動
狸囃子は、音で人をひきつけ、あちこちへ歩かせる。音を追った人は、夜通しさまよい歩いた末に、見知らぬ場所で朝を迎えるという。
人間との関わり
狸囃子は、人を困らせるものの、大きな害は与えない怪異として語られる。狸の陽気な性格を表す話として親しまれ、童謡「証城寺の狸囃子」の題材にもなった。
主な伝承・エピソード
本所七不思議では、夜に囃子の音が聞こえ、その出どころを探そうとしても音が遠ざかるばかりだったと語られる。千葉の證誠寺には、狸たちが和尚と囃子を競い合った話が伝わる。
関連する存在
主な登場資料
本所七不思議、日本民間伝承、証城寺の狸囃子
