ヤム
やむ
種族
英語表記
Yam
別名・異表記
ヤム・ナハル
伝承元
ウガリット神話
地域・文化圏
古代シリア・カナン文化圏
概要
ヤムは、ウガリット神話に登場する海の神である。名は「海」を意味する。神々の王の座をめぐって嵐の神バアルと戦い、敗れたと語られる。
司るもの・権能
ヤムは、海、川、荒れ狂う水の力を司る。混沌とした水の象徴である。
神格・立場
ヤムは、最高神エルに愛された子とされ、一時は神々の王の座を与えられた。
姿・象徴
ヤムは、荒れる海そのものとして語られる。竜蛇ロタンと結びつけられることもある。
主な神話・エピソード
ヤムは、神々に対してバアルを引き渡すよう求めた。バアルは鍛冶の神コシャル・ワ・ハシスが作った二本の棍棒でヤムを打ち倒し、王権を手に入れたと語られる。
関連する存在
信仰・祭祀
ヤムとバアルの戦いは、秩序が混沌の海に打ち勝つ物語と解釈される。聖書に見える神と海の戦いの表現との関係も指摘されている。
主な登場資料
バアル神話群(ウガリット文書)
