ヤム

やむ

種族
英語表記

Yam

別名・異表記

ヤム・ナハル

伝承元

ウガリット神話

地域・文化圏

古代シリア・カナン文化圏

概要

ヤムは、ウガリット神話に登場する海の神である。名は「海」を意味する。神々の王の座をめぐって嵐の神バアルと戦い、敗れたと語られる。

司るもの・権能

ヤムは、海、川、荒れ狂う水の力を司る。混沌とした水の象徴である。

神格・立場

ヤムは、最高神エルに愛された子とされ、一時は神々の王の座を与えられた。

姿・象徴

ヤムは、荒れる海そのものとして語られる。竜蛇ロタンと結びつけられることもある。

主な神話・エピソード

ヤムは、神々に対してバアルを引き渡すよう求めた。バアルは鍛冶の神コシャル・ワ・ハシスが作った二本の棍棒でヤムを打ち倒し、王権を手に入れたと語られる。

関連する存在

✦バアル、✦エル、✦ロタン、✦モト、✦アナト

信仰・祭祀

ヤムとバアルの戦いは、秩序が混沌の海に打ち勝つ物語と解釈される。聖書に見える神と海の戦いの表現との関係も指摘されている。

主な登場資料

バアル神話群(ウガリット文書)

登録日2026.10.07
更新日2026.10.07