イエス

いえす

人物
英語表記

Jesus

別名・異表記

キリスト、イエス・キリスト、イーサー

伝承元

キリスト教、イスラム教

地域・文化圏

古代パレスチナ、キリスト教文化圏、イスラム教文化圏

概要

イエスは、1世紀のパレスチナで教えを説いた人物であり、キリスト教の信仰の中心となる存在である。キリスト教では救い主(キリスト)と信じられ、イスラム教ではイーサーと呼ばれ、偉大な預言者の一人とされる。

立場・称号

イエスは、キリスト教で神の子、救い主として信仰される。「キリスト」は、ギリシャ語で「油を注がれた者」を意味する称号である。イスラム教では、神から福音書(インジール)を授かった預言者とされる。

人物像・象徴

イエスは、貧しい人や病の人、社会から退けられた人に寄り添い、神の愛と隣人愛を説いた人物として語られる。十字架、魚、羊飼いが、キリスト教における象徴として知られる。

生涯・事跡

福音書では、イエスはベツレヘムで生まれ、ナザレで育ったとされる。成人後、ガリラヤを中心に教えを説き、弟子たちを集めた。のちにエルサレムで捕らえられ、ローマ総督ピラトのもとで十字架刑に処されたと記されている。

主な伝承・エピソード

福音書には、イエスが病人を癒やし、嵐を静め、わずかなパンと魚で大勢の人々を満たしたことが記されている。キリスト教では、十字架の死から三日目に復活したと信じられ、この出来事が復活祭(イースター)で記念される。イスラム教では、イエスは十字架で死んだのではなく、神のもとへ引き上げられたと理解されている。

関連する存在

✦マリア、✦ガブリエル、✦アリマタヤのヨセフ、✦聖杯、✦ベルゼブブ

崇敬・解釈

キリスト教では、イエスは三位一体の神の子として礼拝され、その誕生はクリスマスに祝われる。イスラム教では、神の子ではなく人間の預言者として深く敬われている。ユダヤ教では、救い主とは認められていない。

主な登場資料

マタイによる福音書、マルコによる福音書、ルカによる福音書、ヨハネによる福音書、クルアーン

登録日2026.10.07
更新日2026.10.07