ファーティマ

ふぁーてぃま

人物
英語表記

Fatimah

別名・異表記

ファーティマ・ザフラー

伝承元

イスラム教

地域・文化圏

アラビア半島、イスラム教文化圏

概要

ファーティマは、預言者ムハンマドの娘であり、アリーの妻である。ハサンとフサインの母であり、ムハンマドの子孫はファーティマを通じて受け継がれたとされる。イスラム教で最も敬われる女性の一人である。

立場・称号

ファーティマは、「輝ける者(ザフラー)」の称号で呼ばれる。シーア派では特に重んじられ、清らかな者の一人とされる。

人物像・象徴

ファーティマは、信仰深く、慎み深く、父を深く愛した娘として語られる。北アフリカなどでは、手の形の護符が「ファーティマの手」と呼ばれる。

生涯・事跡

ファーティマは、ムハンマドと最初の妻ハディージャの間に生まれた。父の没後まもなく、632年に世を去ったと伝えられる。

主な伝承・エピソード

ムハンマドは、「ファーティマは私の一部である」と語ったと伝えられる。10世紀に北アフリカやエジプトを治めたファーティマ朝は、彼女の子孫を名乗ったことからその名で呼ばれる。

関連する存在

✦ムハンマド、✦アリー、✦ハムサ

崇敬・解釈

ファーティマは、スンナ派・シーア派の両方で、女性の信仰の模範として敬われている。「ファーティマの手」の護符は、民間の信仰として広まったもので、宗教上の教えそのものではない。

主な登場資料

ハディース、預言者伝(スィーラ)

登録日2026.10.07
更新日2026.10.07